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ドッグヴィルのしのネタバレレビュー・内容・結末

ドッグヴィル(2003年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

間違いなく人生で見た映画ベスト10に入る
ダンサーインザダークよりも好き
ドッグウィルでグレースがどんどん追い込まれていく姿はそういう実験を思い起こさせた 監獄実験的な


お父さんがグレースが1番傲慢だ、といっていたのは人々の行いに責任を持たせず許す事で自分が許されたいというグレースの心情を見てなのだろうか

確かに人を憎む事、その人に自らの罪の責任を負わせる事、より人を憎まず責任を負わせない事は自分の為なのかもしれない 自分は残虐な人間じゃないと思いたい傲慢さ 
いい人間でありたいという傲慢さ
罪人に責任を持たせる事より持たせないことの方が罪が重い 罪人としては苦しい
ドッグウィルの人々を弱い人、と認識していてドッグウィルの町人の姿を見てこちらも気持ち悪くなったのは同族嫌悪のようなものなのだろうな グレースが父親のところから離れたのも同族嫌悪に近いのでは 父親になりそうな自分が怖かったというのはあるのだろう
凌辱を見て見ぬふりする町民
村人達の生活が狭い一つのセットの中で描かれているのも、村人達の視野の狭さ、世界の狭さが描かれているように感じられた
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