このレビューはネタバレを含みます
これから好きな映画を聞かれたらこれを答えます。
ガチバカクソおもろい。
好きなところその1
まず世界観がウルトラ良い。怪物たちがいることが前提で、そこから疑ってかかるようなめんどくささがない。世間からは隠れて秘密裏に悪と戦っているので世間からは追われる身←100点
開始時点で主人公の位置が明確に分かる。
ファンタジーに振り切っているが、ツッコミどころというか違和感があんまりないのがえげつない。これぞダークファンタジー。
その2
人物がバチくそにカッコいい。
主人公も敵もヒロインも相方も、それぞれに明確な動機があってキャラが固まっている。
こいつウザイな、みたいなヘイトキャラを作るんではなくて、そういう人物だから、でちゃんと納得できる範囲に全て収まっていてストレスフリー。これは脚本が素晴らしい。
その3
撮影と編集が理解りすぎている。
今見たいものを完全に映してくれているし、ド派手なところはやり過ぎなくらいド派手。
こんなもん見せられたらもうどうしようもない。
その4
美術、小道具えぐい。
意味わからんくらい作り込まれたセットに、銀色に輝く男の夢見たいな武器、何しててもカッコいい衣装、正直ヴァンヘルシングが立ちションしてるだけでも見てられるレベル。
その5
音楽が良すぎる。
なんて表現すればいいか分からないけれどこれぞという所を突いてくるし、流しどころも完璧。馬で走る✖️テーマ曲は無敵。
他にも馬車チェイスとか怪物の心情描写とか細かい演技とか演出など良いところしかない。怪物映画的な色物として見られることが多いと思いますが、その辺のヒューマンドラマなんかメじゃないくらいに心理描写も堅実にやってるし何よりオシャレ。
愛してます。