“何処にいても、何もしていても、この世界に姉貴がいると思うと頑張れる。”
幼い頃に両親を事故で亡くし、孤児院で育った姉弟の目には見えない絆の物語。とにかくローラ・リニーが凄い。“ラブアクチュアリー”の時も思ったけど、この人に気丈だけどメンヘラな姉をやらせると右に出る人はいないね…。冒頭のレストランとラストのベンチでの会話が印象的。最初は言い訳や体裁で固めていた二人が、最後には思いっきり心を曝け出している。“きょうだい”という独特な絆の形にフォーカスを当てた珍しい映画。自分も妹がいるから共感出来るところがたくさんあったな。好きだけど「好きだよ。」なんて口が裂けても言えないからこそのラストシーンに涙。
