ジャッキーの隠れた名作を久々に鑑賞
やっぱりいい映画だった
ジャッキーがあんまり出演することのない古装片の本作
そんなジャンルであってもいつものジャッキー節は健在で、それでいて古装片ならではの楽しさもある
ジャッキー演じる梁の逃げ腰な兵士が捕虜として捕まえたワンリーホン衛の将軍を自国に連れて帰り、褒美を手に入れようとするというストーリー
このあらすじから分かるようにジャッキーとワンリーホンのバディムービーなんだけど、二人が公私共に仲がいいということもあって息ぴったりの掛け合いを見せてくれる
ストーリーも手柄のために動いていたジャッキーが将軍と出会うことで変わっていく…そして周りも変えていくのはとても感動的だったし、アクションの伏線もしっかりと実は貼られていて上手いなぁと思った
久々に見返してみたらユーロングァンや呉樾、ワンバオチャンなどといった凄い面々も出演していてビックリ！あとジャッキーは実は二役で出演してます笑
本作の監督はこの後何回も組むことになるディンシェン
大陸の監督とは色々撮ってるけど、彼との相性が一番いいと個人的には思う
色褪せた感じのカラグレがいい意味で大陸の映画の雰囲気を演出していたのも良かった
アクションは記憶よりガッツリやっていた
もちろん時代設定などもあり、いつものジャッキー映画とはまたちょっと違うんだけどコレはコレですごく面白かった
戦乱の時代を舞台にしているとはいえ合戦ではなくミニマムなアクションになっているのでちょっとこの手の作品が苦手な人でも見やすいと思う
いつものジャッキーに比べると本作のジャッキーは弱いんだけど、ただ単に逃げ回るだけなのに面白く見せてくれるジャッキー…流石！
伸びやかで感動的な主題歌も相まってとても大好きな一本
10年代のジャッキー映画の中でもかなりオススメ！
