ロビン

縞模様のパジャマの少年のロビンのレビュー・感想・評価

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)
3.9
ほとんど前情報入れずに観たので、ナチスドイツ将校の息子とユダヤ人少年との鉄条網越しの友情を描いた、ちょっとほのぼのとした作品なのかと思ったけれど想像とはちょっと違った。
特にラスト。。

まずブルーノとシュムール役二人の子役の演技に惹き込まれる。

【ネタバレ】
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ナチス将校の父親は自分たちが正しいと思ってしてきたことを続けてきた結果、まず奥さんが壊れてきてしまうし自分の息子の運命をも壊してしまう。
強烈なしっぺ返しをくらったのが本人ではなくて、息子なのが辛過ぎる。
あの時嘘をついてしまった償いをしようと思ったブルーノの人の良さが仇になってしまった。

そしてブルーノが縞模様のパジャマを着て、収容所に入って行った時からイヤな予感しかしなかった。。
それとブルーノがなんとかラスト見つけ出されて助かって欲しいと願ってしまった自分が恥ずかしくなった。
それはブルーノだけで無く本当はあの収容所にいるシュムールを含むユダヤ人全員が助かることを願わなくてはいけないのに。。

何れにせよ「ミスト」並みに救いのないラストは強烈。
ロビン

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