真面目に作られているロシア産の戦争エンタメ。
電撃作戦大好きなドイツに襲われるポーランドが舞台。
そこに居合わせたアメリカ人女性と、ロシア軍将校と、現地のユダヤの子どもでドイツ軍から逃げるという話。
ドイツ国防軍は大量虐殺しなかったはずだけど……と思って見てると、ナチス親衛隊の制服着てるひともその場にいるので、確信犯的に省略してるんだろうね。
そんなこと思ってると、画面の向こうで「炎628」のような大量虐殺はじめるので精神に良くない。
作中に登場する字幕「KGB」はまだ存在しないでの、内務人民委員部（NKVD）か、国家保安人民委員部（NKGB）のことを差してるんだと思うけど、どっちなのかわからない。
みんな大好き彩プロが買い付けてきた作品だからか、字幕翻訳のクオリティが疑わしい。せめてググるれるようにしといて欲しい。
つーか、なんで出演者はなんで基本、英語でしゃべってんだろうな。
ソ連軍将校が「ドイツ語で話しかけられた終わりだ」と英語でしゃべっててるのがじわじわくる。
作中では、スターリンの大粛正も扱われてるけど、これも字幕になってない。
河を渡れば味方の陣地という状況で、SSの制服着てることを子どもに指摘されるくだりは吹き出してしまった。
仲間はかけちゃったけど、それなりにハッピーエンドという、まさにエンタメ戦争ものみたいな展開で、それなりに見応えがあった。
あと、ロシア産の戦争映画の撮影地がやたらかぶっている現象も健在だった。たぶんだけど、「ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火」と同じところで撮影されてる。

記録

観賞記録です。