オーストラリアの田舎の一軒家に住む少年、コーディ。
動物と心を通わす彼は、密猟者の罠から動物を救い出す為には、断崖絶壁をフリーソロでロッククライミングするスーパー小学生。
そうして巨鳥ゴールデンイーグルを罠から救った彼だったが、鳥を狙う密猟者マクリーチに捕まってしまう。
そんな彼を救う為、ニューヨークからネズミの救援隊員ビアンカ&バーナードが救助に向かう…
ディズニー長編アニメーション第29作。
ディズニー劇場公開映画には珍しく、続編モノ。
この頃のディズニーは、続編モノはOVAで展開するのがフツーでした。
それらはクオリティの低さから、ジョン・ラセターによってやめさせられたそうな。
本作は劇場公開映画なのでクオリティは高い。
シリーズ前作と基本構造は同じで、悪い大人に拐われた子供を2匹のネズミが助ける、エンタメ色の強いお話。
アニメーションや構成は純粋に進化してて、総合的に前作を超える良作！
絵柄は前作と同じく、いかにもアニメっぽい絵柄。
前作のレビューにも書いたけど、どこか日本アニメっぽさを感じる。
特にコーディ少年の、子供らしい仕草の一挙一動に、宮崎駿などの日本アニメの影響もあるのかな、なんて思ったり。
んで、構図やカメラワークは前作以上に凝っててダイナミック！
序盤の巨鳥に乗って飛ぶシーンの疾走感が良かった。
それに3DCGの使い方も更にこなれてきて、効果的かつ無理なくCGがアニメに溶け込んでる。
声優も豪華で、本作はミュージカルシーンがない為か、ベテラン本職声優を多く起用。
ビアンカは前作から引き続き小原乃梨子さんなんだけど、バーナードが山田康雄さんに変わってる！
前作の劇場公開版は山田康雄さんだったらしいんだけど、個人的にはソフト版の安原義人さんの方が良いなぁ。
勿論、山田康雄さんも素晴らしい声優の1人なんだけど、バーナードを演じるにはちょっと老けてるかな…。
あとオーストラリアのレンジャーネズミ、ジェイクは富山敬さん。この人もイイ声だよね。
