部長

フォレスト・オブ・ザ・デッドの部長のネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

スローモーションの演出とか最後の罪の告白とか「他の映画で観たクールなシーンをやりたい」という気持ちは伝わる。
そして王道から少し外れたストーリーも「新しいアイデアを出したい」という熱意があるんだろう。

しかし、アイデアは練られておらず、撮りたいシーンに至るだけのストーリーの必然性や伏線がない。
ディテールを無視しているし、演技も微妙。

後は、ゾンビが映る度にカメラを揺らして、切迫感を出す演出もくどくて観にくい。

それどころか、木材の雪崩でゾンビを倒すような派手なシーンを直接描写しないあたりは予算がないのだろうが、普通のシーンでも微妙に手ぶれがあって、三脚を買う予算もなかったのかと言いたくなる。

カーターの役者さんは良かったと思う。
カーターの鬱陶しさは、数あるホラー、パニック映画の中でもずば抜けていた。
この役者さんには、ウザ役の背景も描けるようなしっかりとした脚本と監督の下で、今後も観客を苛立だせてほしい。
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