よつゆ

吸血鬼ノスフェラトゥのよつゆのレビュー・感想・評価

吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)
3.8
とある映画を観るためにこちらを鑑賞。
ついでに鑑賞した形になってしまったが、ドイツ表現主義を代表する映画で、『吸血鬼ドラキュラ』の初の映画化作品でもある。
無許可で映画化したらしいので、非公式の映画化であり、地名など諸々変更点があったものの結局訴えられてしまい、かなり大変だったよう。
それでも現在観られているように、多くの人に影響を与えたホラー映画の名作とされている。

初めてしっかり吸血鬼のストーリーを知った。
様々な要素が原作から改変されてはいるようだが、原作を全く知らなかった私としては新鮮だった。
ペストと吸血鬼、そしてネズミを組み合わせたアイディアは斬新で面白かった。
余計に恐怖感が増して、吸血鬼伝説がまさしく本当に起こった出来事かのように語られるのが面白い。

吸血鬼のイメージは、『魔人ドラキュラ』のベラ・ルゴシのイメージが強いのかなと。
本作の吸血鬼はかなり怪物の様で、イメージとは違ってそれはそれでよかった。
よつゆ

よつゆ