あと2分

永遠の僕たちのあと2分のレビュー・感想・評価

永遠の僕たち(2011年製作の映画)
3.5
キスシーンや道路に寝転がるシーンなど
印象的でとても素敵だった。
主人公は言葉には出さないけど、
死に囚われていて、人の葬式に出ることで
消化しようとしているのが辛い。
そして辛いことを誰にも言えないんだ。

辛い時に分かってほしくないし、
誰にも分かってもらえるはずもないと思って、
人とのコミュニケーションを避けてるようにも 感じた。

死が大きなテーマで、
それぞれがとてつもなく苦しんでるはずなのに、
悲惨な描写は全然出てこない。
儚くて繊細で危ういところが若さを感じるし、どことなく夢みたいな感じでした。
加瀬亮がいいバランスを保ってる。

ただ親しい人を亡くすってどう考えても、
本当に苦しいから、
正直この映画のラストの描き方は
ちょっとピンとこなかったんだけどな。。
映画だから、映画くらいはこんな温かさを残したいなと思った。

原題のrestlessってどう訳すのがいいんだろう。
もしこれかなって人がいたらコメントくださると嬉しいです。
あと2分

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