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ムースの隠遁のkojikojiのレビュー・感想・評価

ムースの隠遁(2009年製作の映画)
3.3
No.1557
2023.12.08視聴
オゾン作品-14(2009年作品)10/31

ジャケ写をよく見ると妊婦が波打ち際に佇んでいる。印象はかなりいい感じなのだが。

複雑な感情のドラマ。主人公は妊婦で途中からゲイが絡んできて、もう全く未知の世界。何を表現したいのかこれではわかるはずもない。
ただ、この映画で初めて、オゾン監督のゲイであることを何故か強く感じた。
いずれにしてもギブアップ。

ムース(イザベル・カレ)とルイはドラッグ中毒にハマっていた。ある日、ドラッグの過剰摂取によりルイが急死、ムースは何とか命は取り留めたものの、ルイの子を妊娠していることを医師から告げられる。

薬物中毒の女性の妊娠は危険であるとしてルイの母親には出産を反対されるが、ムースは生むつもりで田舎で隠遁生活を始める。
そこへルイの弟ポールが訪ねて来る。ゲイであるポールとの生活は穏やかで、ムースの心も和む。

一見ムースは和んでいるようだが、雰囲気からポールに心が動かされているようにも感じる。で、わからないのが、ポールが何を考えているのか、どう思っているのかだ。
これは推測してもわからない。

それで、この映画はギブ・アップ。
ただ、退屈はしなかっし、途中下車しようとも思わなかった。そこはさすがにオゾン監督。
ただ、お勧めは躊躇作品です。
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