2019.5.19 DVDで鑑賞。
アガサクリスティー原作の日本劇場未公開作品。
自分は小説はほとんど読まないのでクリスティー作品はどれも読んだことがないです。しかしミステリーやサスペンスの分野は好きなので映像化されれば見るようにしていましたが本作の事はつい最近まで知りませんでした。
かつてディズニー映画などで活躍したヘイリーミルズが結婚してイギリスに渡ってから出演した映画。なぜか彼女はハイウェルベネットと本作を含む三作品で共演しています。
ダメ男ベネットとアメリカ人の大金持ち令嬢ミルズが出逢いそして結婚へ。もうミステリー展開の匂いプンプンですが怪しい老婆や嫌がらせはあるものの事件らしい事件がなかなか起こらず本当にクリスティーの原作なのかなと首をかしげる頃にやっと事件が。
しかし謎解きというほどのものはなく、そして説明不足の点も多いまま終焉を迎えてしまいます。
ベネットの思わせぶりな過去は取って付けたような感じで上手く展開に活かされていないと思う。あと写真は誰が送りつけたのか分からないまま。
ラストはミステリーと言うよりもオカルトに近くてあまりクリスティーって感じはしませんでしたね。
過去回想でレンブラントの絵画を鑑賞から現実に戻ると視界に入る刑事たちが絵画の構図そのままで、そこは面白かった。
あとオスカー俳優ジョージサンダースが出て入るもののチョイ役なので勿体無かった。
