かわだ

北北西に進路を取れのかわだのレビュー・感想・評価

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)
3.8
面白かった!アクションシーンも含めて全然古臭さがない。

広告会社の役員がスパイに間違われ、CIAとソ連側の情報屋との諜報戦に巻き込まれる物語。

後に作られる007シリーズに影響を与えた映画と言われるけど、影響どころじゃないくらい似ている部分が多い。
日に焼けて黒い太眉のケイリーグラントはショーンコネリーによく似ているし、グレーのスーツに無地のタイというスタイルまで同じ。
列車のシーンや飛行機から逃げるシーンも007の2作目そのもの。
ただ、コネリーの初代007は今見ると滑稽なガジェットや敵が出てきて古臭さを感じるけど、北北西は地に足が着いた設定で、全然古さを感じさせない作りだった。

中盤までスリラーとして面白い。ラストはいい意味で007のような感じ笑

ゴーストバスターズのエクト1とほぼ同型(1年違い)のキャデラックが現役で走っていたり、1950年代のニューヨークの街並みやアメリカの文化を見れるだけでも興味深くて楽しめた。
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