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プラーグの大学生のScriabinのレビュー・感想・評価

プラーグの大学生(1913年製作の映画)
4.0
確かに現物を見てみるとクラカウアーの言ってることがこじつけ臭く感じられるかもしれない。この時代に流行った原作ものの一形態として見てしまった。これを新生ドイツの葛藤の表出として見るならば、それはむしろ文学研究や脚本の分析になってくるのではないか…?もちろんクラカウアーもそれをしているけど、たしか彼は形態の話もしていたと思う。トリック撮影を不気味なものの表現として使うのはドイツらしいと言えばそうかもしれないしこの後のヴァイマル映画につながっていくのだろう。
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