ジーン・ケリー、フランク・シナトラの二人が野球選手に扮し、リーグで優勝争いをする傍らでチームのオーナーが若い女に変わり印象最悪の男女が最後結ばれるロマコメが展開したり野球賭博に翻弄されたりするドタバタのミュージカル・コメディ。
今となってはどうという作品でもないが、「私を野球に連れてって」の歌が出来た当時には舞台芸人との二足の草鞋を履いた主人公二人のような選手は実在するらしく、未成熟であるとも言えるが程々にユルくて良い時代だなぁと思う。また、MLB設立当時アイルランド系移民が50人ほど居て、彼らにとって野球は魂のスポーツみたいになっているらしく、自身もアイルランドのルーツを持つジーン・ケリーが長尺でアイリッシュ民謡の風味が効いた曲を歌いタップダンスを披露する場面が印象的。
