きんゐかうし卿

11:14のきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

11:14(2003年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 

自宅で鑑賞。アメリカとカナダの合作で劇場未公開作。“バジー”役のH.スワンクが共同製作総指揮でも参加。G.マルクス監督(脚本も担当)の長篇デビュー作。Q.タランティーノの『パルプ・フィクション('94)』の様な作り──同じ時系列を別々の視点で描きつつ、徐々に交錯して行く物語。何気無い(大きく分けて)五つの各エピソードが組み合わさり全体像が判明しだす。“シェリー”のR.L.クック、肉感的だが強かで狡猾な役をこなしインパクト大。尺も短めな上、地味な印象の如何にも小品乍ら、反復して観たい一作。70/100点。

・それぞれのエピソードが絡みつつも辻褄が合う様に、画面内に別のエピソードの破片が仕組まれており、正に群盲象を評すと云う言い回しがピッタリな作品。またオープニングとエンディングが繋がっているのも特長的。

・鑑賞日:2011年11月13日
★☆ 某サイトより転載 ☆★