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悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲の一人旅のレビュー・感想・評価

3.0
ジェフ・バー監督作。

鬼才トビー・フーパーが生んだホラー映画の金字塔『悪魔のいけにえ』(1974)のシリーズ第3弾で、監督は前2作を務めたフーパーからジェフ・バーにバトンタッチしています。

カリフォルニアからフロリダを目指し車で旅している若いカップルが、途中立ち寄ったテキサスの寂れたガソリンスタンドでレザー・フェイス一家と遭遇し、襲撃されていくというお決まりパターンのスラッシャーホラーとなっています。

チェーンソーで執拗に襲い掛かってくるレザー・フェイスとその狂った家族の魔の手から逃げ延びるべく奮闘するカップル(&タフな黒人正義漢)の熾烈なサバイバルをノンストップで活写した「悪魔のいけにえ」シリーズ第3弾で、第1作とはかなり毛色が違った第2作から作風を軌道修正し、シンプルに無関係の一般人vs猟奇殺人鬼一家の命懸けの追いかけっこをスリリングに描いています。

流石に第1作の出来には遠く及びませんが、絶叫に次ぐ絶叫の中で生還を図る男女の死に物狂いの奮闘劇と、揃いも揃って異常者だらけなレザー・フェイス一家の狂気と凶行が十分エンタメしている佳作ホラーで、殺人鬼一家の息子役でデビュー間もないヴィゴ・モーテンセン(爽やかイケメン)が怪演していることも注目の作品であります。
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