月刊雑誌『文藝春秋』に掲載された、終戦の日を振り返った座談会の記事をもとにした単行本を原作にした文士劇スタイルの日本映画。ちなみにいかにも知ってたかの様に書いてるが文士劇と言う言葉は初めて知ったw
１９６３年当時のこの座談会には昭和残侠伝シリーズで活躍した池部良さんもおられた様だ。この池部さん、戦時中は軍に召集され少尉として南方前線へ。輸送船に乗船中敵艦に撃沈され海に投げ出され10時間泳ぎ海軍に救出される。その後もインドネシア周辺の島で終戦まで戦ったとか。。こんな体験をした人だからこそ出せる凄味があるのだろう。残侠伝での仁義は見事でした。しかも従兄には芸術家の岡本太郎、従姪は安倍晋三夫人の安倍昭恵。なんかすごい。
その他この映画に出演しているのが国際弁護士の湯浅卓、機動戦士ガンダム監督の富野 由悠季、田原総一朗など。演者として出演してるのが珍しい人達が顔を並べる。
日本人として日本国の歴史を知る為に是非皆に見て欲しいと思うし自分も見て良かったと思う作品。
岡本喜八監督と原田眞人監督それぞれの映画「日本のいちばん長い日」も見てみたいと思う。
