高野順

ハッスルの高野順のレビュー・感想・評価

ハッスル(1975年製作の映画)
3.8
 昼間にも関わらず顔に落ちる黒々とした影。全体的に画面が深々と黒い。
 主人公は古きものを愛するある種の時代遅れな男として描かれているが、75年にもなってこんな古臭い型のはまった映画を撮ったオルドリッチと重ねることもできる。そしてその主人公が死んでしまうということ、それをオルドリッチが撮ったということ含めなかなか興味深い。
 PTAのインヒアレントヴァイスの明らかな引用元を見つけ興奮するなどした。
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