列車の殺人からはじまって、コリドーに佇む子どもがじっとこっちを見つめるなか客車に忍びこんでセックスしてるとこをうしろから中華包丁で。窓に映る含みある顔した子どもがもうバーバって感じで期待しちゃう。場面変わってインコにオウムに放し飼いの豪邸で爽やかな朝の身支度しながら独白、実は殺人は妄想なんだなぜならわたしはパラノイアとかいってアメリカンサイコみたいな感じかと思えば、絶対に離婚してやらないわよとかいう妻がいて、ウチのモデルが5人行方不明、あげく列車殺人の新聞記事。詰まりすぎ。重い隠し扉の向こう、ウェディングドレス姿のマネキンがずらりと見守る中でのダンス、部屋の奥の棚に隠してある例の包丁。誰もわたしが殺人者だとは疑わないとか言ってたのにすぐに刑事がやってくる三人の死体が埋まってる温室。前夫を呼び出す降霊術もかなり異常だし後半のわたしだけに見える姿すばらしいラウラベッティさん。遺灰が詰まったバッグもいい。照明の当て方といいモデルたちのメイクそっくりのマネキンが人間混じってそうなのもハラハラしちゃう。
