ポケ文太郎

眠りの館のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

眠りの館(1948年製作の映画)
4.0
1947年 アメリカ🇺🇸

目が覚めたらニューヨークからボストンへ向かう列車の中
女性の悲鳴から始まるダグラス・サーク監督のフィルム・ノワール

愛人と暮らしたくて催眠術を使って妻の財産を奪おうとする夫

この当時の催眠術のイメージはなんでもできる魔法のようなモノだったったのでしょうか

睡眠薬を飲まされ熟睡している間に催眠術にかけられて操られちゃう…よく考えるとおかしな話なんですけど、そこに引っ掛かると本作は進まないので軽くスルー

相変わらずダグラス・サーク監督の演出は素晴らしく無駄が無い!映像も美しくそして上手くて説明不要で納得できてしまいます

主演のクローデット・コベールはあまり好きではありませんでした
催眠術のせいで精神的な病いを疑われるんですけど…そんな風には見えなくて
でも酔っ払った場面は可愛らしかったです

夫役のドン・アメチーが良かった!
全く悪者には見えない雰囲気がいいです

で、彼を虜にする女性がどこからどうみてもファムファタール!分かりやすすぎる見た目でちょっと笑えます
でもセクシー♡

この長さですごい情報量!
なのに納得!そして満足感!
流石、サーク監督です!面白かった!
ポケ文太郎

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