けーな

コントラクト・キラーのけーなのレビュー・感想・評価

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)
4.0
フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作だが、ロンドンが舞台。主人公は、フランス人。「大人は判ってくれない」で、子役だったジャン=ピエール・レオが、主人公を演じている。

長年水道局に勤めていたアンリが、ある日突然、解雇されて仕事を失い、絶望し、自殺しようとするが、死に切れず、殺し屋を雇って自分を殺してもらおうとする話。

コントラクト・キラーとは、雇われた殺し屋のこと。原題は、「I Hired a Contract Killer」(殺し屋を雇った)。

シュールな雰囲気があり、しかも、ストーリーの展開が読めず、なかなか面白かった。

アキ・カウリスマキ監督自身が、カメオ出演している。アンリが売店でサングラスを買う時に、「1ポンドだ」って言う人。あれは、お店の人じゃなくて、お金横取りしたように見えるけど。

パブで歌う歌手を演じているのは、1980年前後に、大人気だったイギリスのパンクバンド「ザ・クラッシュ」のボーカル、ジョー・ストラマ。すごいキャスティング。これだけで、点数加点。
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