oden8

カラー・ミー・ブラッド・レッドのoden8のレビュー・感想・評価

3.0
芸術と狂気は紙一重。
人を惹きつけるものは、必ずしも清く美しいものばかりではない。
執念や怨念、怒り。
抑圧された何かが解放された時、それは鈍い輝きとともに愚者を手招きしてくるのかもしれない。

絵を書く時の必需品。
それは、ほうれん草とレバーのしぐれ煮。

物語の主人公は赤使いに強い拘りを持つ画家。
この画家の眼力が凄過ぎる。エナジードリンクを軽く5本は飲んでそう…。
主人公のマッドな演技は、後世に語り継がれて然るべきかと…。僕は存じ上げておりませんでしたが。

全編を通し、セリフがいちいちウィットに富んでいるように感じる。
台本だけでも楽しめそう。

テンポや展開は時代を感じるものの、僕があまり触れてこなかった作風ということもあり刺激的であった。

分かり易いボケの宝庫で、脳内でのツッコミを楽しめる作品。

cast(役者·キャラ) 4.5
story(物語) 2.5
architecture(構成) 2
Picture(映像) 3
acoustic (音) 3
22-110
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