ピーター・ウィアー監督の長編デビュー作らしい。
パリを食べた車って原題そのまんま。
パリっていってもおフランスのパリじゃないです。
オーストラリアの片田舎パリという街が舞台。
一見のどかだけど、裏では通りすがりの車を事故らせて身ぐるみ剥ぐというヤバイ街。
事故で兄を失い、パリに滞在することになった主人公。
その街の住民と改造車を乗り回す暴走族との対立に巻き込まれる話。
この監督の作品って、どれもそこはかとなく不気味な雰囲気を醸し出してる。
その原点がこれか!
能天気そうな音楽のおかげで緩和されてるけど、やってること結構エグいし不条理。
このギャップがとにかくシュール。
終盤の10分くらいはマッドマックス的な展開で楽しい。
ただ、住民のほうもなかなか強いw
でもなー、そこに至るまでが長い上につまらない。
90分切るのに長く感じる。
でもジャケ見てもらうと分かるけど、むしろマッドマックスのほうがこの映画の影響を受けてるっぽい。
同じオーストラリア映画だし。