爆裂BOX

スローター 死霊の生贄の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

スローター 死霊の生贄(2006年製作の映画)
3.0
掃除のバイトで古い屋敷にやってきた学生達は、館で古い書物を見つける。その書物には、悪霊を復活させる儀式がこの館で行われていたことが記載されていた。そして偶然彼らはその儀式を行ってしまい…というストーリー。
「ゾンビ・ストリッパーズ」のジェイ・リー監督によるスプラッター・ホラーコメディです。
古い屋敷を掃除するバイトの為やってきた学生達が、地下で見つけた書物に記された悪霊復活の手順を偶然行ってしまい(といってもセックスするだけですが)、復活した悪霊に次々殺されていくという内容で、分かりやすいぐらい「死霊のはらわた」フォロワー作品となっています。
オープニングの儀式のシーンから景気よくオッパイサービスして儀式のチープな感じも如何にもB級らしさを醸し出してて良きですね。その後の屋敷に住んでいた一家の妻と娘が見舞われる惨劇も、いきなりベッドに寝ていた幼女が上半身と下半身分かれた死体になっててギョッとさせられます。
そこから学生達が屋敷に来てからは女の幽霊見たり全裸で悪魔顔した悪霊が時々現れて脅かすくらいで退屈ですが、復活した悪霊による犠牲者が出始めてからはグロ描写が次々出て来て盛り上がってきます。
足の骨バキバキ折られて口から内臓吐き出しながら地下に引きずり込まれたり、飛んでくる意志で顔面剥ぎ取られたりとグロ描写は力入ってて見所になっていますね。後半では犠牲者がゾンビと化しますが、そのゾンビメイクも黒焦げだったり口から内臓垂らしてたりと其々殺され方に応じて特徴あって良いですね。内蔵引きずり出しのお食事シーンもあります。
前半はコミカルな感じはありつつもシリアスな感じでしたが、後半では現れたゾンビを前に「旧型か新型か」で議論したりと一気にコメディ成分増してきます。
ラストのオチはちょっと消化不良気味な所はあるかな。
吹き替えだと九州弁と関西弁喋るキャラに変えられてる登場人物がいたり、「トゥギャザーしようぜ」や「ア~チ~チ~ア~チ~」等のギャグやったりと結構経歴ある声優さんたちが色々遊んでてよりコメディ作品になっています。
「死霊のはらわた」好きな人なら暇潰しにはなる作品かと思います。