いやよセブン

フェイトレス 〜運命ではなく〜のいやよセブンのレビュー・感想・評価

3.0
ホロコーストもので、大半が強制収容所の日常なので重苦しい。
原作の作家の実体験ということで、派手なシーンは少ないが、短いスナップの積み重ねは見ているほうもつらい。
主人公の少年はブダペスト在住のユダヤ人、突然、自国の官憲に捕まり、収容所に送られる。
生きているのが不思議なくらいの過酷な環境で、終戦を向かえ、アメリカ軍に助けられる。
アメリカ軍の将校はゲスト出演のダニエル・クレイグ。
ハンガリーのブダペストに帰ってからが、この作家の真骨頂で衝撃的な台詞が連続する。
ブダペストに帰って感じたことは憎しみ、収容所は地獄というが、自分は地獄を見ていない、収容所にも幸福感はあった、などなど。