ちろる

壊れ始めてる、ヘイヘイヘイのちろるのレビュー・感想・評価

3.5
太賀くん飛び蹴りのプロ笑
クレームって、いつもだれかのストレス発散が重なり合って増殖してると思うの。
昔、接客の仕事した時理不尽なクレーム受けてショック受けてた時に先輩で言われた言葉。
「今日あのおじさんは、朝奥さんに離婚を突きつけられて、会社いったらリストラ言い渡されて、その上ここに来る途中ドブに落ちたんだよきっと。そう思ったら少し哀れに思うでしょ。」
涙目になった私は少しクスって笑っちゃって、もう心の傷はすっかり消えていた。
と、話は少し逸れたけどこの物語の主人公はあるコンビニにいたクレーマーを飛び蹴り撃退したことで、女の子と付き合うことになる。
主役の太賀と岸井ゆきのはドラマでも共演していたので独特な空気感の息もぴったり、岸井ゆきののかわいいのかブスなのかという絶妙さもこの物語の雰囲気に合っていた。

「クレーマー蹴ってる彼が好き。」ってこれもある意味フェティシズムの1つである。

ある意味勢いで始めただけの行為が2人の絆となってしまう迷いとか、後悔を隠せない大賀の演技が印象的だった。

2人の恋愛は羨ましくないけど、パッケージにもなっている自転車の疾走感は青春しててとっても羨ましい。
ちろる

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