MoscatoBianco

ガラスの鍵のMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

ガラスの鍵(1942年製作の映画)
2.5
前夜の「奥様は魔女」に続いて2夜連続のヴェロニカ・レイクさんです。画像は良くなりました。
ダシール・ハメット原作なので、創元文庫で読んだはずですが、何も憶えていませんでした。

序盤で登場人物の顔と名前と人間関係を覚えるのに苦労します。ある時は姓で呼ばれ、ある時は名で呼ばれたりするので、フルネームを覚えないといけません。 (☉。☉)

さらに身長問題があります。ヴェロニカ・レイクさん(役名ジェニファー)は149cmで小柄です。でも相方のアラン・ラッド(役名エド)も168cmと小柄なので、このお2人はいい感じのバランスで、普通に見えます。
でもそこに、ジェニファーのお父ちゃん(モローニ・オルセン、191cm)が出てくると、遠近感がおかしくなります。エドとか見ても、この小さい人は誰だっけ? みたいになります。

ハードボイルドなので地味です。説明も少ないです。それはお約束ですが、少し展開が雑な印象はありました。特に終盤。

ワイ的MVPは地元新聞の編集長マシューズの妻エロイーズです。編集長夫妻のお屋敷で、エドをひと目見て気に入ります。夫が見ている前でエドにしなだれかかります。夫が先に夫妻の部屋に撤収しても、お先にどうぞ みたいな感じでエドといい雰囲気を続けます。ハードボイルド映画の中での微笑ましい場面です。

この編集長夫妻のお屋敷(のセット?)は「奥様は魔女」でも使われていました。さすがに2夜連続で見たので気がつきました。
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