良く出来たB級娯楽作で楽しめた。
YouTubeでB級SFの紹介を眺めていたらまさかのヘレン・ハントの名前に出会し、しかも Amazonにあったので早速再生。彼女のリス顔が好き。
1963年生まれの彼女、1985年の映画だから当時二十歳前後と実に若い。初めて彼女の出演作を観たのは1996年の「ツイスター」で、そのすぐ翌年1997年の「恋愛小説家」でオスカー主演女優賞を獲得している（同作では主演男優賞をジャック・ニコルソンが受賞。同一作品で男女W受賞は長い歴史でも意外に珍しく片手程度らしい）
で、お話はと言えば同時期の「ターミネーター」に似ている。凶悪なカルト教祖が2300年から1985年に逃亡、彼を追って同じく思念だけ先祖に憑依するという何やそれ⁈なタイムトラベルで追跡してきた刑事の死闘。ヘレン・ハントはこの逃亡追跡劇に巻き込まれた1985年の一般人役。ちょっとお色気風味も担っていてファンにはたまらない（彼女には黒歴史かも⁈）
1秒を10秒に伸長する未来ガジェットが面白い。懐かしいモノクロアニメ「スーパージェッター」のそれと発想から危機を脱するための使い方のシーンまで同じで私のようなロートルにはぶっ刺さった。
一応それらしいストーリーはあるが、細部はガバガバでツッコミだしたらきりがなく、もはや華麗にスルーするのが吉。シーン、シーンを素直な気持ちで楽しめばハッピーな気分になれるーー知らんけど。
