ニューヨークとマルセイユ
何の脈絡もなく交互に展開している導入部分。
何が起こってるのだろうと興味が湧いて来たと思ったら、歯切れの良いテンポのお陰で、100分があっという間に。
レストランで食事をする悪漢ふたりは、エスカルゴにローストビーフ、デザートのタルトを平らげ、コーヒーをゆっくりのんでいる。
それを見張る刑事二人は、通りの向かいで寒さに震えながら薄いピザとコーヒーを流し込む。
このシーンだけでも観る価値はありますが、80箇所以上のニューヨークロケは資料映像としても楽しめるし、有名なカーチェイスは今見ても斬新。
見どころ満載なニューシネマの傑作。