実録・安藤昇侠道（アウトロー）伝 烈火のながみーねのレビュー・感想・評価

　「荒ぶる魂たち」と話はほぼ一緒だが、向こうにあった義理人情の世界のウェットさはかなり減った。個人的には本作の渇いた質感の方が好み。
　ジョー山中の音楽が流れる中、オープンカーのアメ車に乗った彼らが土砂降りの雨を全身に浴びながら笑っている…あのケレン味溢れる描写に心が躍る。この抜けの良さ、開放感は三池崇史らしい。撮影もキマってる。良作。
※実録ではありません。