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ゾンビ・クィーン/魔界のえじき
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『ゾンビ・クィーン/魔界のえじき』に投稿された感想・評価

タイトルがダサいので中身もダサいのかなとスルーしていたフレンチホラー映画🇫🇷

実際に見てみると、ストーリーがまあまあしっかりしていてビックリしました😂

ストーリーは…
死体を蘇らせるガスによって蘇った美女はある友達を探しに行き、その友達と再開する。しかし、友達はゾンビ化した彼女のために誰かを殺したり犠牲にしたりするという話。

ところで、みなさんは「バタリアン」シリーズの3作目である「バタリアン リターンズ」を見たことがありますか?その作品をエロティックに血塗れにオシャレに描いた感じです。「バタリアン リターンズ」では男女の恋愛なのに対して本作では女性同士の友情を描いています。

本作はフレンチホラーらしいセンチメンタルな雰囲気や血みどろな食事シーンが絶妙に混ざり合っている1980年代の隠れた名作ホラーでした。なんで早く見なかったんだろ?と思うぐらいの良い出来でしたよ😅

最後の終わり方は賛否両論ありますが、俺は個人的にテーマに沿っている終わり方で好きでした。重たくて切ない展開…🧟‍♂️

「バタリアン リターンズ」や「MAY」みたいにセンチメンタルなラブストーリーをホラー映画として描いた作品が好きな方にはオススメじゃ👍
horahuki

horahukiの感想・評価

4.2
文明に蹂躙される神聖

11月はゾンビ⑩

ジャンローラン監督による、美女(ゾンビ)×美女(人間)な悲恋レズ映画。産業廃棄物を浴びて生き返ったカトリーヌは血を求める吸血鬼のような存在になってしまう。カトリーヌと恋仲だったエレーヌは、そんなカトリーヌを受け入れ、森の中にうち捨てられた美しい廃墟で2人だけの生活が始まる。そして、エレーヌはカトリーヌのために血の生贄を探し始め…。

この2人の関係性について明確には描かれないながらも、幼いころに「あなたを一生愛す。あなたが死んだら私も死ぬ」という血の誓いを立てた間柄であることが語られる。カトリーヌの死後、エレーヌは離れた地で生活をしていたらしく、電話でカトリーヌの存在を感じ取り、急いで屋敷に戻ってくる。誓いをたてたのになんでエレーヌは死なずにのうのうと生きてんの?っていう疑問がわいてくるけれど、このことについては相当な罪悪感と恋人の死を受け入れられない気持ちを抱いていることが伝わってくる。その感情の裏返しから、エレーヌは生き返ったカトリーヌに異常なほど執着し始める。

当時主流なロメロ的モダンゾンビとは一線を画し、吸血鬼のような「ゾンビ」を描くのは流石のジャンローラン。本作の2年前に監督した『ナチスゾンビ』では、吸血要素はありつつも、まだゾンビとしての外見を保っていたけれど、本作のゾンビは美しく官能的で儚い存在。その「儚さの美」が退廃的なロケーションのもと刹那的に開花し散っていくまでを描写する本作は、本来の監督の持ち味を存分に出し切っているように感じた。

カトリーヌに自身の腕を差し出し吸血させるエレーヌの恍惚とした表情は生前から続く2人の性的な関係性を暗示させ、カトリーヌの餓えを満たすために町へ出て獲物を探すエレーヌには、必ず訪れるだろう終局を予感させられる。それを裏付けるように、彼女たちの行動は写真家の注意を引いてしまい付け狙われることになる。この2本の軸で進んでいく物語の交差点が終焉となるだろう「終わり」を前提としたストーリーに物悲しさが終始漂っている。

ただ、面白いのは、外的要因ではなく内的要因により2人の関係性が破綻へと向かっていくところ。カトリーヌは、血を得ることで徐々に人間らしさと記憶を取り戻していき、自身の抑えられない吸血衝動と他人の命を奪う罪悪感で揺れ動く。一方のエレーヌは誓いを破ったことによる執着から、カトリーヌを本人の意思とは無関係に生へと縛り付けようとする。本来的には、死→生へと舞い戻ったカトリーヌが生に執着する存在であるはずなのに、物語が進むにつれて死と生が逆転していくのが監督の過去作『The Iron Rose』のよう。

崩壊を運んでくるだろう写真家も実はそれほどの役割を果たすことなく、「外野は黙っとれ!」な感じで、2人だけの世界という外界から隔絶された神聖を纏った空間の中で、内的な関係性のみに焦点を当てた「終焉」へと運ぶ物語は切なかった。工場から出た産業廃棄物という文明によって、人知れず蹂躙される「神聖」に視線を向ける監督のらしさは大好きだし、文明との距離感を常に意識した舞台構築も素晴らしい。何度か挿入されるどこまでも引いていくカメラが、誰にも知られず闇に埋没していく彼女たちという、忘れ去られゆく「神聖」の儚さを突きつけてくる。流石の傑作!VHSで見たことを後悔。これは海外版Blu-ray買って見るべきだった。

ロメロ以降のモダンゾンビの原点のひとつ『吸血ゾンビ』を見直したので、本作で10作目です。
ひっそりとジャン・ローラン祭り最終回⑦

これリビング・デッド・ガールという別タイトルでDVD取引されてたりします。

産廃の液に目潰し血みどろ攻撃でもう掴みはOK。
残酷表現が『殺戮謝肉祭』系の方。
でも、姉妹の出立ちは『美女のうごめき』、『血に濡れた肉唇』のような神秘的さもあって、ヨーロッパ的な美女。
長閑な景色の中の古城もクラシックな魅力いっぱいで素敵。
今回の映画も退廃的なムード満点です。

森の奥の鄙びた古城。
その城の内部には石壁の納骨堂があって、亡くなった令嬢の棺が納められていた。
悪い集団がいて、この納骨堂に産廃液のドラム缶を廃棄しに来た上、さらに棺から宝石を奪いとろうとやってきたわけです。
まさにその時、地震が起きて、倒れた廃液のドラム缶から生じたガスで、死んだ令嬢が屍鬼として蘇ってしまった。
それを知った女性が彼女を守ろうと手を尽くします。
「ひとりにしないと血に誓う。」

ところどころおかしみもあって。
犠牲者の女性が全裸で足おっぴろげて倒れるとか、特殊メイクも血みどろ80年代風で楽しかったです。
悪い奴らが血祭りに遭うのも自業自得なので、やれやれ〜な感じでノリノリになりました。

エロとグロとストーリーとバランスがよく取れていて、ローラン作品の中でもとてもとっつき易い作品だなと私は思います。
そして、幼い頃の記憶や、屍鬼となった自分の運命に苦悩する姿も悲しげで、哀愁漂う一編でした。

ひとまずこれにてローランシリーズは終わり。
最後観た作品にブリジット・ラーエが出てなかったのは残念。
シリーズ終わったので、コメント欄にひっそりランキング付けてます。

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