チスッッッ

13回の新月のある年にのチスッッッのレビュー・感想・評価

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
4.2
性的マイノリティの主人公が最期の数日で家族や愛する人の元を巡り、何らかの救いを得ようとするが、、、。

愛に飢え、愛を求め、性別さえも超越したエルヴィラ。
性転換をした人の自死率は高いと言われているが、実は究極の愛を追求した人が真理に辿り着いた結果なのでは、と思ったりした。

エルヴィラを取り巻く人や環境は彼のことを理解はしつつも、どことなくそっけなく感じる。まるでマジョリティである私たちを映し出しているようだった。