ブラックユーモアだらけのとんでもない映画
公開された時期(キューバ危機から2年後)を考えると差し迫った危険であるはずの核による世界崩壊の危機を扱っておきながら、ここまでブラックユーモアとして描き切るの凄いな…
あくまで映画に出てくるキャラクターはシリアスな空気でセリフを発するから、俯瞰的に見る事ができないと何のことかちんぷんかんぷんな映画だろう。
漫画的な大袈裟な演技をするストレンジラブ博士、道徳心は終わってるけど癖になる魅力があるな。
キューブリックの作品は観客の思考レベルに試練を与えるような厳しさがあるので、それも含めてかなり好み。