博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのまえだたろうのレビュー・感想・評価

映画、と言うよりはお笑い・ユーモアの教科書的な存在であり、根元が詰まったようなもの。戦争や国家というより人間を心底馬鹿にしたような描き方、全ての風刺やコメディに関わる人間たちに忘れてはならない精神とセンス。

それにしてもストーリーは酷い。酷いところが良い。賢者タイムになって〜頭おかしくなって〜精神ぶっ壊れて〜ヒステリックになって〜洒落にならんて。現実で起こればシリアス極まりない展開を間抜け全開の演出で茶化してて映画としては最高。