まえだたろうさんの映画レビュー・感想・評価

まえだたろう

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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

3.8

ずっと静かに物語が進んでいくから退屈に、また冗長にも感じやすい。劇場で観る前に仮眠をとったおかげでしっかり観れたけど、そうでなければ寝てたかもしれない。

静かなんだけど神懸かり的とも言える、偶然の産
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.2

ずっと話がドライブして、2時間で面白疲れするレベルの極上サスペンス・スリラー。歴史物としても一級品。本当に心臓が止まりそうになるシーンがあるぐらい演出が上手い。伏線も結構回収していて話が本当によくでき>>続きを読む

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

4.4

素晴らし過ぎる、こんなにずっとハラハラドキドキさせられる映画も珍しい。西部劇、アクション、ニュー・シネマ、サム・ペキンパーの最高傑作。

脚本・撮影に関しては星5レベルで、どうしてアカデミー賞取れなか
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.2

映画、と言うよりはお笑い・ユーモアの教科書的な存在であり、根元が詰まったようなもの。戦争や国家というより人間を心底馬鹿にしたような描き方、全ての風刺やコメディに関わる人間たちに忘れてはならない精神とセ>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.4

胸糞悪すぎ、ラストでもう最悪な映画。

とはいえ途中のサイコパスシーンなんかは淡々とし過ぎてて笑ってしまった。

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

これまで見たホロコースト映画「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」に劣らない名作だと思う。

惨たらしさ、しんどさはこの映画が結構キツかったかもしれない。食事中のシーンやグラス拭きのシーンの不穏な
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.1

会話・表情・風景・音楽で魅せる。

そして一体これは何の話なんだ?となる不思議さ。

人間の心情の奥底に迫る、果たしてこれは想像の世界なのか、奇妙とも言える体験の連続。

監督による極私的純文学なのか
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アメリカの影(1959年製作の映画)

3.8

濱口竜介が好きな監督ということだが、影響を受けたと言うのが何となく分かる。

描くのはとにかく日常・会話・群像・そして人間の心情。

対極にあるのは演技・演出・誇張と言ったとこだろうか。

サスペリア(1977年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

B級ホラーと言うよりはこの映画が王道ホラーの礎を築いたものと認識している。ここからど定番の展開が生まれて一時期まではこれがお決まりホラーとされていた。

原点とされるだけのことはある。音楽の付け方、恐
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卒業(1967年製作の映画)

3.9

上質なコメディとヒューマンドラマ、良い映画の条件が揃ってて、これぞ映画って感じ。主人公が最後どちらに転ぶのかっていうハラハラがずっと続いて、ラストの一連の流れは芸術性がかなり高い。山田洋次のドタバタ劇>>続きを読む

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

3.9

オチがすげえ...よく出来た映画だなあ。しかしあまりにも主人公に救いが無さすぎる。不条理、理不尽にも程がある意地悪な映画。こんなの絶対トラウマになるというか、途中普通にホラー映画だしな。

許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.1

オープニングシーンから頂けないなと感じた。容疑者の方に何の良心的呵責が無いのも可笑しいし、現実的な話なのに勧善懲悪もの的な描き方をしているのがこの映画を歪めている。

殺人を犯した少年が自分のやったこ
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.7

これはどこまでリアリティある話なんだろうかってどうしても考えちゃう。韓国だとどうなのかな。

人間の境界(2023年製作の映画)

3.9

これは過去ではなく現在の話。自分が生きている今この瞬間に起きている出来事。如何に自分が無知で何も知らないか、痛感させられた。とりあえず今この世界で起こっていることに目を背けず、国境で人が死んでいる事実>>続きを読む

ティファニーで朝食を 4K(1961年製作の映画)

3.7

小説の方を先に読んだので面白い部分が分かりやすかったし、映画中のネタで「これは原作のあのシーンか」ってなった。

PASSION(2008年製作の映画)

3.7

最初はただの「愚行録」みたいな感じかと思ってたら、物語に登場する死を境に雰囲気が一変してシリアスな展開に感じるようになる。ずっと一貫してあの世観すら漂ってくる。この世界でしか通用しないルールでもあるか>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最後家が燃えて、赤く染まった主人公が歩いてるシーン画力凄すぎる。

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

3.9

正直に見るのは本当にしんどかった。小さい子どもが映るシーンは涙が止まらなかった。
でも観なくてはいけないという責任があるように感じた。

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

4.1

こういう映画大好き。スティーブン・マックイーン格好良すぎ。

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