キルエムオール

VANISHING POINTのキルエムオールのレビュー・感想・評価

VANISHING POINT(2013年製作の映画)
2.0
・ラストツアーの秘蔵映像としては楽しめる。
・ライブシーンはセッション多め。
・かなりヒヤヒヤする控え室でのやり取りあり。自分は良いと思っていた演奏を他の2人に「いや、ちょっと....」と言われ、あからさまにイラッとして「まあオレはもうブランキー脱皮しかけなんで」と言っちゃう中村達也....キツイツライ。そういったシーンが見られるだけで価値はある。
・ただ、作品としては凡作。とにかく監督の心情を字幕で出すのにイライラ。ドキュメンタリーって、編集することで対象になった物事のある側面を浮かび上がらせてテーマを提示するんじゃないの?アンタの気持ちなんか知らねーよ!何よりダセエ!これなら、ただ撮れた映像を並べただけで良かった。
・思うに、ブランキーは本人達による作品やライブは良いけど、ブランキーを題材にした他者の作品(映像、文章、なんならインタビューも)は平凡なものが多い。そっち方面の創作面ではあまり周りの人に恵まれなかった印象。他人の才能を見る目はなかったと思う。