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風立ちぬのRのレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
5.0
再見。何度見ても凄い。
汽車で帽子をキャッチする出会いから再会のきっかけとなるパラソルと、風の表現がとんでもない。というか泣いた。本のページがめくれたり揺れる水面だったりの予感させるカットも抜群に上手い。2人が再会を果たす泉のシーンで、堀越二郎の真っ白な洋服と里見菜穂子の背後を流れる水が、関東大震災での白シャツに水を含ませた水分補給との連関をイメージさせる。その後の避暑地で堀越二郎が里見菜穂子のバルコニー目掛けて紙飛行機を飛ばす→キャッチ→帽子が落下→キャッチの連続する運動に見惚れない奴はいません。
刈り上げまくって浮いた黒川の髪が彼の感情に合わせて弾むのが面白い
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