もちろんその時代の常識っていうものはあれど、今の感覚で見るとやっぱめちゃくちゃグロテスクな物語だな、かぐや姫…
特に帝の所作と行動が鳥肌立つほど気持ち悪い。
ただかぐや姫の祝いの席に来ている貴族達や、求婚してくる公達達の方がより生々しいヤダみを感じた。
地獄の責苦のような生活から抜け出したいけど、その救いの手を差し伸べてくる月の連中も碌なもんじゃなさそうで、不憫以外の何者でも無い。
10年経った今でも、アニメーションは、日本画的な表現の最高到達点だと思う。
特に宴を抜け出すかぐや姫のシークエンスが特に良かった。
