たむたむ

ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボのたむたむのレビュー・感想・評価

3.4
サイモン・ペッグ脚本・主演、『フレンズ』のデヴィッド・シュワイマー初監督作となるハートフル・ラブコメ。久々にペッグが観たくなり、2本レンタルしたうちの2本めw

捨てたはずの愛を取り戻すため一念発起し、ロンドン・マラソン出場を決めた根性なし男デニスの挑戦をコミカルかつハートフルに描く。

もろパロディなタイトルに釣られたやつ(笑)
ペッグ扮するデニスは、5年前の結婚式当日に妊娠中だった花嫁リビーを置き去り逃亡してしまった、無責任なダメ男。見た目そんな太ってるようには見えないけど、所謂ビール腹のメタボ体型。

ベースはコメディですが、ダメ男から脱却を図るため、周囲からサポートを受けながら奮闘するデニスの姿を通して、息子ジェイクとの絆、ひいてはリビーを含め家族3人の再出発までを描いた、ヒューマンファミリードラマでもあります。

大好きなペッグが演じてるとはいえ、デニスが過去に取った行為は最低・最悪!私がリビーだったら絶対に許せないし、ヨリを戻そうなんて1ミリも思えないけど、こんな根性なしの典型的なダメ男でも、ペッグが演じると何処か憎めないキャラになるから不思議。お気に入りはミスターG(笑)

小ネタによると、デニスがジムのロッカー室でウィットの裸体を目にするシーンは、演じたハンク・アザリアによるアドリブだったそうで、丸出しの下半身に驚いた様子のペッグの「素」のリアクションを見ることができますw

コメディ一辺倒ではなく、終盤はヒューマンドラマよりな展開を見せ、心温まるラスト。最後の最後はギャグカットで締まりますけどね(笑)

相変わらずUKロック中心のスコアにシビレる♡
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