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終戦のエンペラーのKmstのレビュー・感想・評価

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)
3.3
こういう作品って、大半がストーリーに違和感を感じるのですが、この作品はあまり違和感を感じませんでした。日本が一方的に悪いとかそういう描かれ方ではなく、中立的な立場から描かれているのが良いのかもしれません。知っていそうな内容だけど、実はそんなに知らない戦争直後の話。どこまでが真実かどうかは正直わかりませんが、やはり、平和を望むというメッセージは十分に伝わってきます。それぞれの立場や状況でそう決断しなければならなかったのだろうと思います。日本に生まれ育った人たちに自然と植え込まれる日本の精神も、観ていて理解出来ます。それゆえに、戦時中にはどうしようもない方向へ進んでしまったというのも悲しいことです。改めて、考えさせられました。
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