こっふん

モネ・ゲームのこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2024年 45本目

ハリーは絵の専門家で、雇い主はシャバンダー。常にいびられている。
ハリーはカウガールのPJをモネの名画積みわらの持ち主役に任命。
シャバンダーがこの絵を強く欲しているため、ネルソン少佐が描いた贋作を売りつけ、金を騙し取ろうと考える。
計画はうまくいき、取引は大成功。というのはすべて妄想。実際はPJの勧誘にすら失敗。
その後なんとかPJが持ち主である証拠、シャバンダーが食いつく餌になる記事を作成するも、複製だと見抜かれ、妄想のように順調に進まない。
ひとまずPJがロンドンでシャバンダーと交渉したが、話の流れ、そしてPJのわがままで高級ホテルに彼女を泊めるはめに。この時ハリーはホテルで明の壺を見つける。
PJはシャバンダーに招かれたパーティで、モネを鑑定するのがハリーではなく、モネ鑑定のプロ、ザイデンベイバーだと知る。それをハリーに伝え、PJは手を引くと告げ、ハリーの家を飛び出す。
ハリーはザイデンベイバーと接触、シャバンダーとの仕事はやめるべきだとデマを流す。
ホテルの部屋代を支払いにいった際、ハリーは明の壺を盗もうと試みる。しかし、不運にも立て続けに災難に遭い、結局壺も手に入らなかった。
ハリーの説得により、PJは商談のためシャバンダーのパーティに出席する。ハリーもなにか企んでいる様子でパーティに現れるが、なんとそこには来ないはずのザイデンベイバーも姿を見せる。しかし、驚くことに彼は贋作を本物だと鑑定。これにハリーは反論、自ら贋作だと証明した。ハリーはシャバンダーに有能だと認められたが、ゲス野郎と一蹴。金より自分の尊厳を優先した。と思われたが、実はパーティで贋作を本物とすり替え、これを日本人のタカガワに売却。大金を手にした。ハリーは懲りずに新たなターゲットを探す。そして何も知らないシャバンダーは、贋作の積みわらを全裸で眺める。

・ハリーは全然座れないし、ズボンも乾かないし、ビンから手も抜けないし、ドアも開かないし、鼻を3度も殴られる。ハリーのダメっぷりがいい。
・ホテルマンとの少佐のくだり、アンジャッシュみたいでめちゃくちゃ面白い。
・コンニチハ・メディア、いい。
・おならってなんであんな面白いのか。
・壺を盗む一連の流れがめちゃくちゃ面白い。大好き。
・ラストも多少読めはするけどそれなりにどんでん返しで、コーエン兄弟のユーモアが好きな自分的にはかなり面白かった。
こっふん

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