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ザ・ワーズ 盗まれた人生のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ワーズ 盗まれた人生(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

小説を盗作してしまう男の話。

小説家の男、小説家の作品内に出てくる小説家志望の男、更には小説家志望の男に作品を盗まれる男と、計3人の男の話が描かれる本作。
所謂、入れ子構造になっており、フィクションの中のフィクションといった感じで、世界の奥に入り込んでいく様な感覚は面白かったと思います。

ただ、話自体は盗作やメロドラマだったりで、そこまで新味のあるテーマではないし、肝心の入れ子構造も大して活かしてきれなかった印象。
最後の最後にどんでん返し的なオチを期待していたのですが、どうにもあやふやな結末でガッカリしてしまいました。
小説家志望の男は小説家の男がモデルだった…という事なんでしょうけど、間接的に罪の告白をしたかったという事なのかな?
それにしても、分かり難いし、インパクトも弱いしで、もうちょっと別角度から驚かせて欲しかったですね。

そんなわけで、作品的にはイマイチなのですが、キャスティングは豪華なので、まぁ飽きずに見る事は出来ました。
好きな俳優さんがいたらチェックしてみては如何でしょうか。
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