まぬままおま

アドベンチャーランドへようこそのまぬままおまのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クリステン・スチュワート綺麗すぎてびっくりした
いやもうジェシー・アイゼンバーグもライアン・レイノルズもビル・ヘイダーもマーティン・スターもマルガリータ・レヴィエヴァもいい
つまるところ全てのキャストがよくて、ちゃんとキャラクターがしっかりしてるってことだ

大学院への進学が家庭の事情でダメになったジェイムズが、学費を稼ぐために寂れた遊園地〈アドベンチャーランド〉でバイトするひと夏の物語。
バイトのやる気のなさがいい感じだし、マリファナでバイト仲間と繋がるの面白い。

遊園地は現実と夢が混ざり合った空間で、ジェイムズが遊園地の退屈な労働の中で、現実を直視し、未来に向かおうとする誠実な物語は心地よい。
だからラスト、彼がロサンゼルスに行ってエマと再会し、仲直りするんですよ。遊園地のバイトに留まって、父と母に保護されながら、仲間とぬるま湯の自由と楽しさを享受するのではなく。

ジェイムズとエマの恋愛には、様々な現実が存在している。既婚者のコンネル、“浮気相手”のリサ、夢破れるジョエル。
人生の酸いと甘いも楽しめました。

p.s.リサとのデート帰りの車内のシーンについて。リサとキスして、彼女がガムを膨らませジェイムズが指で割り、リサが去っていく尻を車の窓でフレーミングする演出と画がいい。