サマータイムブルース

バーバレラのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

バーバレラ(1967年製作の映画)
4.8
原作はフランスのエロ漫画です
1968年に映画化されました
監督はロジェ・ヴァディムさん
主演のジェーン・フォンダさんとは当時婚姻関係にありました
かなりお気に入りで、鑑賞5回目くらい
オシャレでキッチュなB級カルトSFセクシームービー?となっています

まず、オープニングが素晴らしすぎます
宇宙から戻ったと思われるバーバレラ(ジェーン・フォンダさん)が自身の宇宙船アルファ号の無重力の室内に入り、宙に浮きながらバーバレラのテーマ曲に乗って、1枚1枚ゆっくりと宇宙服を脱いでいきます
そしてついに全裸になった彼女はボタンを押すと重力が発生して床に落ちます
オシャレでセクシーなオープニング!!
心奪われます

そこに地球の大統領から緊急のテレビ電話が入ります
全裸なので服を着ようとする彼女に、緊急なのでそのままでいいというセクハラ大統領

用件は、ポジトロン光線という兵器を開発したデュラン・デュラン博士が、タウ・セティ系で行方不明になり、それを宇宙飛行士であるバーバレラに捜索を依頼したい、というものでした

ちなみにイギリスのロック・バンド“デュラン・デュラン”は、この映画の大ファンであり、ここからバンドネームを取った、と公言しております

直ちにタウ・セティ系に向かうバーバレラ
そこで危険な目にあった彼女を助けてくれた毛むくじゃらの男に、お礼に何が欲しいか尋ねます
すると毛むくじゃらはS◯Xさせろ!!と言います
未来のS◯Xは、興奮剤を飲んだ後、掌を合わせるだけで快感を得るというやり方が主流になっています
バーバレラが毛むくじゃらに錠剤を渡そうとすると、わしゃあ昔ながらのベッドでするやり方がええんじゃ!!という毛むくじゃらに仕方なく応じるバーバレラ
すると、彼女も満更ではなさそうで、古いやり方も気に入ってご満悦のご様子(笑)

後ほど別の男と新しいやり方のS◯Xシーンもあるのですが、そこはメッチャ爆笑しました

さて、この映画で1番有名なのは“オルガスマトロン”と名づけられたS◯X拷問マシーンでしょうか
捉えられたバーバレラはBOXサウナみたいな機械に首だけ出した状態で身体を拘束されます
そこで次々と服が吐き出され中で全裸になります
開発者のマッドサイエンティストがオルガンの鍵盤のような装置を弾くと、何やらこちょこちょ動きだし、始めはバーバレラも気持ちよさそう♡
ところが、次第に快感が高まっていき、絶頂を迎え、ついには悶え死ぬという恐ろしいマシーンなのです

特撮は昔の「キャプテン・ウルトラ」や「宇宙家族ロビンソン」レベル、といっても知らないと思うけど・・・
ちょっとだけエッチにしてコミカルにした感じ

テンポノロいです
今時のMCUなどに比べると5倍くらいノロく感じます
そういうのに慣れてる方は合わないかも知れません
ただ、私はこの世界観大好き

とにかくジェーン・フォンダさんがセクシーで可愛らしく、彼女を愛でる映画となっております
まあ、よくこんなくっっっだらない映画、断らずに出たな、というのが素直な感想です(笑)