ヴレア

麦子さんとのヴレアのネタバレレビュー・内容・結末

麦子さんと(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに見返したら若干感想が変わってきたので書き直し。
堀北真希の魅力と好演については異論は無いが、ストーリー的にあまりにベタなので、そこまで感動する話でも無かったかなと。
なんていうんだろう、失って始めて気付く大切な事がテーマなんだろうけど、そこに至るまでの描き方が浅いのよね。
麦子さんと母親のエピソードをもう少し深く描いて欲しかったし、母親についても上京してからどのように生活していたのかとかもっと深堀りした方が良かったのでは?15万円もの金をどうやって捻出していたのかも気になったし。
その上で、母親の故郷に行ってからの話がやや間延びしているように感じられたし、旅館の息子とかあからさまに嫌な奴が出てきて、それらが麦子さん自身の過ちを悟らせる為に配置されたようなキャラクターばかりなので少々狙いが見え透いてしまったかなと。
それでも、良い人(兄とか)に見えた人が実は悪いとか、悪い人かと思ったら良い人だったとか、印象が変わっていく展開は吉田監督らしいなと感じられた。
ヴレア

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