MiYA

野獣死すべしのMiYAのレビュー・感想・評価

野獣死すべし(1980年製作の映画)
3.4
松田優作の顔つきがとにかく危ない。これぞ、まさに「飼い慣れされない男」の顔だ。そんな危ない顔をしながらリップ・ヴァン・ウィンクルの話をするところなど、タランティーノ映画のような意味不明さがあって最高。

彼と同じ目をした危ない男(鹿賀丈史)をスカウトして、銀行強盗を企む。彼らがどうやって大金をせしめて逃げ切るのか。

ここがうまく成立すればノワールムービーの傑作となった筈なのに、終盤のカオスは一体何事か。最後の最後に発狂してしまってどうする? なんだかなぁ。

キャストでは、小林麻美は清楚でお美しかったなぁ。一発屋歌手じゃもったいない美貌。ドラマや映画にもっと出て欲しかったな。

BS12にて。
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