トランスマスター

トランセンデンスのトランスマスターのレビュー・感想・評価

トランセンデンス(2014年製作の映画)
3.0
♯117トランセンデンスとは
シンギュラリティ【特異点】を超えた
【超越】の事

主人公ウィルは意識を持ったスーパーコンピュータPINNを開発する技術者。
しかしウィルは反テクノロジーの過激派組織RIFTによる放射性物質を含んだ弾丸を用いた銃撃で、ポロニウム中毒になってしまう。
妻のエヴリンは、ウィルの死を防ぐために、彼の脳の情報と意識をPINNにアップロードする。
そしてウィルの意識をクラウド上に上げた途端に軍事、金融、個人情報などのあらゆる情報を掌握し妻エヴリンの経営する企業に株式投資にて多額の資金供給を実現する。エヴリンはその資金を使い寂れた砂漠の町ブライトウッドの町全体を開発し、広大な太陽光発電施設と地下に巨大な量子コンピュータのサーバースペースを建設する。さらにウィルは高度なナノテクノロジーを駆使してハンディキャップのある人々を治療し肉体を強化をして施設の従業員として雇用していく。
神の領域に達したウィルに危機感を抱いたREITは、FBIと陸軍特殊部隊と共に施設壊滅作戦に移行するが…。

◆良い点/注目ポイント
・冒頭劇中の『EVOLVES THE FUTURE 』というプレゼンにてイーロン・マスク本人が熱心に講演を聞いています。
・本作はクリストファー・ノーラン制作総指揮、ノーラン作品の撮影監督を務めていたウォーリー・フィスターの長編映画監督デビュー作です。
・FBIのモブキャラにモーガン・フリーマンが登場する贅沢な配役。

◆改善点
・無し。

◆総括
・「人間の意識をコンピュータに移したらどうなるか」というテーマを探求した作品

ノーラン節が混入した
近未来SFが好きな方にオススメです。

-2023年117本目-