OneEyedJOKER

プリズナーのOneEyedJOKERのレビュー・感想・評価

プリズナー(2007年製作の映画)
-
本映画のプロットは、死刑囚の男ソール(ジェレミー・レナー)と被害者遺族である女性アナ(ミニー・ドライヴァー)の2人の現在と過去を交錯させながら事件が、起きるまでの経緯を描いている。

修復的司法をテーマにした映画で、ジャンルは一応サスペンスだが、どちらかというとドラマ映画か。

修復的司法については、映画の最後にも説明がるが、要は加害者・被害者を直接会わせることで、加害者に罪を直視させるという取り組みのこと。

ミニー・ドライヴァーとジェレミー・レナーの味のある演技で、退屈な展開ながらも非常に引き込まれるが、最後のナレーションで一気に冷めてしまう。

修復的司法をテーマにしているのであれば、死刑囚じゃない方が伝わりやすいし、ナレーションがなくても伝わるような構成にしたら とても良い映画に仕上がっていたかもしれない残念さのある、取り扱っているテーマはおもしろいが、伝え方がイマイチな映画だった。
OneEyedJOKER

OneEyedJOKER