荒野の狼

日本統一の荒野の狼のレビュー・感想・評価

日本統一(2013年製作の映画)
3.0
「日本統一」シリーズの第一作で2013年制作の作品。出所する山口祥行を本宮泰風(もとみや やすかぜ)らが出迎えるシーンから始まり、ここから8年前に話は遡って、二人が横浜の不良から関西のヤクザになるまでを描く。ダブル主演となっているが、本作では本宮の存在感が圧倒的で本宮が主役。全体に明るく、ヤクザ映画にありがちな暗いシーンや、残酷描写は控えめで、お色気シーンはなく、鑑賞後の後味に悪さは残らない。1972年生まれの本宮なので本作では41歳だが、若々しく30台前半くらいに見える。2013年に本宮は小松彩夏主演の「ネオン蝶 第四幕」に香港マフィアに立ち向かう役どころで、短いが素晴らしいアクションを見せている。本作では、本宮のアクションを期待したが、不良の喧嘩といったシーンに終始しており、その点は残念。格闘技の素養もある本宮の本物のアクションが見たいところ。共演陣は、Vシネマのスターが固めており、本宮を引き立てている。
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